写真集『新版 悠久の時を旅する』発売のお知らせ

2020/9/15

出版物・メディア

写真集『新版 悠久の時を旅する』

2012年に発行された写真集「悠久の時を旅する」が、星野道夫の代表作10点と寄稿文3編を加え、装いを新たに新版として刊行されます。新規寄稿文3編のうちの1つは星野道夫の長男である星野翔馬のものです。父親やアラスカへの想いを初めてエッセイにまとめました。

以下、株式会社クレヴィスのホームページより

少年のころから北の自然に憧れ、極北の大地アラスカに生きた星野道夫。取材中に事故で亡くなり、20年以上を経た現在においても、心打つ大自然や動物の写真と美しい文章で、多くのファンを魅了しています。
北極圏の大自然、そこに息づく野生動物や人々、そして語り継がれた神話……。星野は多くの「出会い」を通じて思索を深め、写真家として成長していきました。
本書では、20歳のときに初めて足を踏み入れたアラスカの村の記録から、亡くなる直前まで撮影していたロシアのカムチャツカ半島での写真までを一望します。みずからのアラスカでの体験をもとに自然と人の関わりや生命の意味を問い続けたエッセイ32編をあわせて収載し、「写文集」の形に編集しています。
「人間が足を踏みいれたことがないと畏敬の念をもって見おろしていた原野は、じつはたくさんの人々が通り過ぎ、さまざまな物語に満ちていた」
「自然と人の関わり」を追い続けた星野の旅に思いを馳せていただければ幸いです。
本書は2012年に刊行の同名写真集から8年の歳月を経て、あらたに代表作と寄稿文3編を加え、装いを新たに新版として刊行するものです。

寄  稿
・「生命を撮るということ」―今森光彦(写真家)
・「夢を応援して」―星野八千代(星野道夫・母)
・「新たなる旅」 ―星野直子(星野道夫・妻)

新規寄稿
・「低い空」 ―松家仁之(小説家)
当時星野道夫の担当編集者として『イニュニック』、『ノーザンライツ』
(いずれも新潮社刊)などの出版に携わった。

・「五感の記憶に留めよ」―村田真一(NHK自然番組・プロデューサー)
1992年に番組「生き物地球紀行」で星野道夫とともにアラスカを取材。
番組では放送されなかった未公開映像を含むDVD『星野道夫のいた風景』
(NHKエンタープライズ)も制作した。

・「流れゆく時の中で」 ―星野翔馬(星野道夫・長男)

構成
プロローグ. 1973年、シシュマレフへ ——アラスカとの出会い
1. 生命の不思議 ——極北の動物たちとの出会い
2. アラスカに生きる ——人々との出会い
3. 季節の色 ——自然との出会い
4. 森の声を聴く ——神話との出会い
5. 新しい旅 ——自然と人の関わりを求めて
★2020年9月時点の詳細な年譜も収載

判型:184×257mm(B5判)
頁数:248頁 / オールカラー / 上製
ISBN:978-4-909532-43-5
発売日:2020年10月中旬予定
定価:本体2,500円+税
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