写真家 星野道夫が問い続けた 人間と自然の関わり 発売のお知らせ(大阪大学出版会)

2021/4/5

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中学生の頃に出会った星野道夫の作品に魅せられ、長年に渡りその作品と向き合い、自らも写真を撮影する若い研究者である著者が、「写真実践」という新しい視点で、星野が問い続けた「人間と自然との関わり」について体系的に論じた教養書です。
星野を含めた3人の写真家たちが、長い年月をかけて撮影を続け思索を深めていく過程で何を伝えようとしていたのか。
筆者自身も写真実践を積み重ねながら、彼らに深い敬意と感謝の念をもって書かれた一冊です。

以下、大阪大学出版会のホームページより

「撮られたその一枚の裏側には、必ずやそれを撮った者がシャッターを切るその瞬間に抱いた心の揺らぎがあると私は考える」ー長く抱いた写真への疑問を、出会ってからは切り離すことなく心のなかにあり続けた、写真家・星野道夫氏が残した写真と「ことば」の数々に向けて追究した、若手研究者が成し遂げた新たな試み。東松照明氏、畠山直哉氏も対象に、それぞれの写真家が長い年月をかけて伝えようとしたことを、「写真実践」という新たな作品分析方法を用いて見いだしていく。 

書名:写真家 星野道夫が問い続けた「人間と自然の関わり」
著者:吉成哲平
監修:三好恵真子
発行: 大阪大学出版会
判型:ソフトカバー A5判 274ページ
価格:3,300円(税込)
ISBN978-4-87259-728-8 C3070

吉成哲平 (ヨシナリ テッペイ)
1994年生まれ。大阪大学人間科学研究科博士前期課程。専門領域は、写真の実践研究、生活環境論、アラスカ先住民研究、人間と自然の共生。
2018年に大阪大学人間科学部卒業

三好恵真子(ミヨシ エマコ)
1965年生まれ。大阪大学人間科学研究科教授。
専門領域は生活環境論、実践志向型地域研究、人間と自然の共生。
主要著作に、『現代中国社会変動與東亜新格局第二輯、第一輯』(共著、社会科学文献出版社、2020、2012)、『リン事典』(共著、朝倉書店、2017)、『バイオサイエンス時代から考える人間の未来』(共著、勁草書房、2015)、『共進化する現代中国研究―地域研究の新たなプラットフォーム』(共編著、大阪大学出版会、2012)、『グローバル人間学の世界』(共著、大阪大学出版会、2011)などがある。

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